矯正歯科の症例 詳細

噛み合わせ改善の症例

治療前

治療前

治療後

治療後

全顎的にはコルチコトミー(皮質骨への画家的な切開)併用のスピード矯正右下奥歯には、インプラント治療を行なっています。
現在治療後18年経過して定期的なメンテナンスを行っています。

全顎的な噛み合わせの改善を行う時は、
・顎関節の状態
・現在の噛み合わせのずれ
・顎運動の状態
などを確認の上に、治療計画を立てます。

その際に、矯正治療を含むか、否かという点が治療のゴール設定に大きく関与します。
最終的な噛み合わせの状態はもちろん、治療期間、インプラントの植立位置なども違ってきます。
成長期が終わっている成人に対する矯正治療は、骨の成長を利用できないので、精密な噛み合わせに導くということが難しい点があります。

そこで、成人矯正治療では、歯軸の整直という方向で治療のゴール設定を行い、最終的な精密な噛み合わせは、咬合調整・セラミックインレー・セラミッククラウンを併用して整えることが必要になります。
欠損歯があれば、インプラントを併用することもあります。

また、全ての方が適応ではありませんが、コルチコトミー併用が効果的と判断できる場合は、一時的に骨の活性が向上する事によって成長期が終わってしまった成人に対して、矯正治療のデメリットを一部補うことができます。

上記のような事を全て検討し、さらに患者様のご協力の上、治療を行なわせて頂きました。

治療前

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治療後

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