院長ブログ
矯正治療は噛み合わせ治療の一つ
矯正治療は噛み合わせ治療の一つの手段です。
私たちのクリニックで行なっている噛み合わせ治療(咬合治療)とは、
①顎関節
②咀嚼筋群
③歯列(歯が並んでいる状態)
の3つがバランスがとれた口腔内環境を作ること、または維持することと定義しています。
この噛み合わせの的なバランスを取るための手段としては、大きく分けて
①歯の位置を変える:矯正治療(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)
②歯の形を変える:ダイレクトボンディング、セラミックインレーによる修復治療、セラミッククラウンによる補綴治療
③歯の欠損を補う:インプラント治療、入れ歯治療
の3つがあり、必要によってそれを組みわせて行う歯科治療を行なっています。
ですので、私たちは、本来、矯正治療は審美的な改善を目的にした治療ではなく、
長期な口腔内環境の維持・安定の為に噛み合わせを整える治療方法の一つの手段と考えています。
まずは、噛み合わせ治療に際しては、咬合平面・咬合高径を整えることが大切です。
そして、前歯〜犬歯の部分も整えます。
実は、前歯〜犬歯の機能面を改善すると、前歯〜犬歯の審美面が整うだけでなく、奥歯の負担を少なくすることができるのです。
その結果に奥歯の延命にもつながると言われています。
POINT
私たちのクリニックでの治療のゴールは、審美面とこれらの噛み合わせ的な機能を併せ持った「機能美」の提供です。
ですが、審美面だけに目標をおくと、噛み合わせ全般の機能面を阻害し、下記のように、様々な問題を引き起こすことがあります。
・リテーナーを外すとすぐに後戻りする
・噛み合わせが合っていないと感じる
・咬む箇所が一定でなく、複数の箇所(下顎位)で咬める
・うまく咬めない
・歯の痛みがある
・口を開けにくい
・咀嚼筋、またはその周囲の筋(頬・頭・首・肩など)に痛みがある
など上記以外にも問題が生じることがあります。
最近は、マウスピース(アライナー)による矯正治療が普及しています。
矯正治療を希望する方の歯並び・噛み合わせによっては素晴らしい治療方法だと思いますので、
私たちも治療で活用する機会が増えてきました。
マウスピース矯正も、噛み合わせ治療の一つの手段ですので、私たちがそれを患者様に行うときも、時間をかけて治療計画を作成し、何度も検証し、経過を確認しながら、機能美の追求をする治療を行っています。
これからも噛み合わせの的なバランスをとることをゴールにした噛み合わせ治療で一人でも多くの方のお役に立ちたいと思います。
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