院長ブログ
歯周病ケアを取り入れた治療計画
当時50代の男性の症例です。
重度の⻭周病で、審美的な改善と咀嚼障害の改善をご希望されていました。
現在、治療終了後、8年が経過しました。
この患者様のように、重度の歯周病であっても、全ての歯をインプラントにするのではなく、歯周病の状態を改善した上で、保存できる歯については出来る限る残すという治療方針で行いました。
POINT
もちろん、インプラントと天然歯との噛み合わせの調和も大切です。
また、左右で顎関節の形態が違うので、そこに対して考慮も必要です。
また、左右で顎関節の形態が違うので、そこに対して考慮も必要です。
この患者様の様に、上下顎の噛み合わせを再構築するときは、
下顎の噛み合わせ状態を優先して、
その状態に合わせて上顎を設計するようになります。
特に下顎の前歯が噛み合わせの基準となります。
元々、永久歯の数は28本ですが、このようなインプラント治療の時は、顎骨・清掃性・費用などを考慮し、24本で行うこともあります。
さらに、インプラントの数=欠損歯の数とならなくても、治療はできます。
上顎・下顎ともに、3つのエリアにわかれていて、
上顎は、右奥が天然歯、前がインプラント、左奥もインプラント(ですが、上部構造は前の部分とは、セパレートしています)
下顎は、右奥がインプラント、前は天然歯、左奥はインプラント
となっています。
このように、エリア分けすることで、治療・メンテナンスにとって有効と考えています。
現在、噛み合わせ・クリーニングの両面でメンテナンスを行なっています。
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