現在、デンタルクリニックで提供しているホワイトニングに使用するライトは、LEDが主流となっています。
 

 
結論から言うと、現段階でのLEDライトのメリットは、電気代の節約とライトの冷却時間の短さのみです。
また、デメリットとしては光が弱く、狭い範囲に光を集中できずに拡散してしまうのです。
このことについても、コンサートなどで使用する照明の専門家にお話を伺ったことがあります。
 
実は、コンサートの照明にLEDライトは適していません。
そこで現在でも、以前から存在するハロゲンライトを使用しています。
とはいえ、LEDライトの開発は進んでいるため、近い将来、上記のデメリットは改善されていく見込みがあるとのことでした。
 
このことは歯科でのホワイトニングにも関係しています。
今までのホワイトニングで使用していたLEDライトでは、患者様が満足するホワイトニング効果が得られませんでした。
過去にLED機器を導入した際、ホワイトニング効果が弱かったため数週間で返品したこともあります。
 
そこで今回選んだライトは、「ハロゲンライト＋LEDライト＋超音波」の3つが備わったタイプです。

ところで、ライトの安全性のためには、紫外線を発しないことも大切です。
紫外線とは、波長が10-400nmのことを指しますが、こちらのライトは、ハロゲンは480〜520nm、LEDは400〜500nmとなっております。
 
基本的な術式はこれまでと同じでジェルの変更もありませんし、しっかりと歯茎や口唇をプロテクトして行いますが、ライトの照射時間と回数に変更があります。
 
基本パターンとしては、

となります。