グランプロデンタルクリニック銀座

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院長ブログ

インプラントについてよく聞かれること①

今回は、患者様からのご相談の中で、比較的多い内容についてお話したいと思います。

まずは、「他院で、この歯はインプラントが必要です。と言われたのですが…」というご相談についてです。
 
インプラント
 
口腔内の状況としては、例えば、銀歯やセラミッククラウンなどの被せ物が取れてしまって歯科医院に行ったところ、虫歯が進んでいた、もしくは、歯(歯根)が割れていたので、抜歯をするしかないという状況に遭遇します。
 
歯医者 診察
 
個人的には、「歯を守るのが歯科医師としての役割」と考えているので、安易に抜歯という結論には至りたくはないと常日頃思っております。
 
ですので、可能な限り、歯を残すための治療方法を探ります。
全ての場合ではないのですが、インプラントでなく、歯を保存できて、なんとかなる場合もあります。
 
歯
 
その一方で、残念ながら、やはり、抜歯を選択せざるを得ないこともあります。

抜歯が避けられないときとしては、

・歯根が縦方向に割れてしまっている
・神経の治療の経過が悪くて治癒が見込めない
・歯周病が進みすぎて、歯が左右・上下のあらゆる方向へ動揺している

などです。
 
このような時は、歯の周囲が炎症・化膿している状態なのですが、その病状が治癒しないと、かえってその歯を残しておくことにより、歯を支えている歯槽骨がどんどん溶けて吸収してしまい、さらに深刻なことが起きることがあります。
 
歯周病

例えば、炎症が全身にも影響するだけでなく、

・問題となっている隣の歯にまで、悪影響がおよぶことで、1本だけでなく、数本の歯が抜歯の対象になってしまう
・骨の深いところに通っている動脈や、上顎洞にも感染のリスクを起こすことなどもある
そもそも歯槽骨が無くなりすぎると、インプラント治療さえも困難になることがある

などの悪影響が、飛び火することがあります。
 
また、虫歯が進み過ぎてしまったときも、抜歯の対象になるのですが、この場合は炎症や化膿ということでなく、残っている歯(歯根)の部分が小さすぎて、どのような方法をとってもその部分になんらかの歯の形を作れないという理由になります。
 
このようなことは、自分では判断できないと思いますし、歯科医師によっても抜歯の判断基準は分かれると思います。
 
歯医者 カウンセリング
 
自分の歯(天然歯といいます)は、歯根膜という感覚受容器をもっていて、これはインプラントにはないものです。
また、抜歯を行うと必ず歯槽骨の吸収が起きてしまいます。
 
ですが、抜歯すべき歯を残しておくことで、さらに深刻な問題が起きることも事実です。
 
もし、迷ったら、納得の行くまで、何軒かの歯科クリニックにセカンドオピニオン的に相談されてみるのもいいと思います。

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