院長ブログ
歯軋り・食いしばりとインプラントの噛み合わせ①
歯を失ってしまう原因は、
1:歯周病
2:虫歯
3:破折
が3大原因です。
今回は破折について考えてみたいと思います。
そもそも 「破折」とは何でしょうか。
歯の構造は、歯肉を境とすると、
歯肉より上の部分を「歯冠」、歯肉より下の部分を「歯根」
と呼びます。
ですので、私たちがいつも「歯」と呼んでいる部分は、主に「歯冠」の部分になります。
もし、「歯冠」部分が欠けたり割れたりしても治療によって直すことができますが、
「歯根」部分が割れてしまうと、最悪な場合は抜歯という選択肢しかない場合があります。
歯が破れてしまう原因は、
1:ぶつけてしまったなどの外傷
2:食事の際に誤って固いものを噛んでしまった
3:歯軋り・食いしばりなど、自分の噛み合わせの力(咬合力)による
などが考えられますが、
3:自分の噛み合わせの力 には個人差が大きく、最大値は20kg~200kgと言われています。
ですので歯軋りなどで歯が削れてしまう方もいれば、それほどでもない方もいますが、その原因の一つはこの力の差にもよると考えています。
もし歯軋り・食いしばりの強い方がそれが原因で抜歯になってしまった時に、インプラント治療をしても大丈夫なのでしょうか。
POINT
ですのでインプラント上部構造が割れたり脱離したりするリスクは、他の方より高くなります。
その対策で上部構造を固い材質で作製した場合、時間が経過した時にフィクスチャーの破折が起きるかもしれませんし、噛み合わせている反対側の歯(インプラントが上顎に入っていたら下顎)に磨耗・破折などが起きてしまうかもしれません。
・そもそも、歯軋り・食いしばりとは何でしょうか?
・この方への解決策は、どうしたらいいのでしょうか?
ちょっと長くなってきたので、こちらについては次回のコラム(歯軋り・食いしばりとインプラントの噛み合わせ②)でお話させて頂きます。
最新記事
カテゴリー
アーカイブ
診療時間・アクセス
〒104-0061東京都中央区銀座2-10-11マロニエ通り銀座館4F ・東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」徒歩2分 ・東京メトロ日比谷線・浅草線「東銀座駅」徒歩3分 ・東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」徒歩6分 ・JR山手線・京浜東北線、東京メトロ有楽町線「有楽町駅」徒歩7分
診療時間 | 休憩時間 | |
---|---|---|
10:00〜19:00 | 月〜土 | 14:00〜15:30 |
休診 | 日・祝 |