ピックアップ症例

アライナー矯正 オープンバイト

アライナー矯正 オープンバイト

アライナー矯正 叢生

アライナー矯正 叢生

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

私たちのクリニックの矯正治療は、噛み合わせを整えることを基本的な目的としています。

長期的な口腔内環境の維持・安定の為には噛み合わせを整えることが大切です。

そのための手段は大きく分けて、以下の3つになります。
①歯の位置を変える:矯正治療(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)
②歯の形を変える:ダイレクトボンディング、セラミックインレーによる修復治療、セラミッククラウンによる補綴治療
③歯の欠損を補う:インプラント治療、入れ歯治療

ですので、本来、矯正治療は噛み合わせを整えるための手段の一つです。
上顎と下顎は顎関節で繋がっていますので、歯だけではなく、こちらも治療時の対象になります。

言い換えると、私たちの矯正治療では、「機能に裏付けされた美しさを追求し、ご提供する」ことを行っています。

実は、結果的には、機能を追い求めると、「歯並びは自然的な綺麗さ」に落ち着きます。

例えば、
①上下前歯の調和(上顎前突、前歯の内側傾斜、切端咬合、受け口、交叉咬合、開咬、オープンバイト、ディープバイト、正中のずれ、前歯が大きい・小さいなど)
②願望との不調和
③口元の突出感・入りすぎている
④ガミースマイル
⑤歯の重なり(叢生)
⑥先天的欠損
⑦顎のずれ・不調和
⑧奥歯の傾斜・ずれ
⑨顎・歯槽骨の大きさと歯の大きさの不調和
など多くの課題がありますが、根本的な原因は噛み合わせの課題でして、それによって見た目の課題を引き起こされているのです。

ですので、私たちは、矯正治療を希望される方に対して、お話や希望を十分お聞きした上で、検査に際しては、口腔内の状態(噛み合わせ・虫歯・歯周病)・顎関節・顔貌・筋・歯肉・唾液など総合的な状態を調べた上で、治療方法を患者様と一緒に検討します。

また、当クリニックでは、治療の対象年齢は、小学生〜70歳ぐらいまでと幅広く対応しています。

例えば、小学生は、顎骨の成長誘導・永久歯の生え替わりのお手伝いをさせて頂くことで、
①将来的な矯正治療を避ける
②将来的に矯正治療を行う時でも、治療の難易度を下げ、永久歯の抜歯が必要になってしまう矯正治療を避ける
ことを目的と考えています。

また、歯並びだけの改善では良い解決策にならないこともあります。
そのような場合は、矯正治療と同時に、顎関節治療・インプラント治療・セラミックなどによる補綴治療・歯周病治療などを総合的に行う一口腔単位での包括的歯科治療も行うことによって、良好な治療結果を得られることがあります。

このように、患者様の希望・年齢と口腔内の状態などを考慮し、

  • 1矯正治療をメインに行う
  • 2いくつかの治療方法を組み合わせる包括的歯科治療を行う

といった大きくはこの2つの治療方法から、一人ひとりの患者様ごとに診断して、その方に合った矯正治療計画をご提案します。

もちろん、患者様のご希望が一番大切ですので、ご納得いくまでご相談させて頂き、一緒に治療方法を選んで頂きます。

ストローマンでのマウスピース矯正(クリアコレクト)の講演 ストローマンでのマウスピース矯正
(クリアコレクト)の講演

矯正歯科の治療方法

歯の矯正治療で
見た目だけでなく健康も改善

一般的に矯正装置を歯に装着して一定の力を加えることで歯の移動を促し、歯並びを整えたり、噛み合わせの改善のために行う治療方法です。

整った歯並び・噛み合わせは見た目の美しさだけでなく、健康づくりにも重要な役割を果たしているので、歯並びや噛み合わせが悪いと、ブラッシングが行き届かずむし歯や歯周病の原因になったり、発音が悪くなったり胃腸障害を起こしたり、あごの関節を痛めることもあります。

治療方法は、

  • 1ワイヤーを使う方法
  • 2マウスピース(インビザラインなど)を使う方法

があります。

また、子供に関しては、口呼吸などの習癖の改善、歯並び・噛み合わせの成長誘導、永久歯の生え変わりのサポートとして、大人とは違うタイプのマウスピースや、拡大床、保隙装置など口腔内の状態に合わせてご提案しています。

基本的には、小学校低学年から始めた方がよい方もいるので(遅くても中学年)、小学校の入学前にご相談にいらして頂くとタイミング的にも良いと思います。

まずは、大人の矯正の方法についてご説明します。近年、マウスピース(アライナー)を使用する矯正治療が増えてきましたので、ここでは、そちらの説明を詳しくさせて頂きます。

1 ワイヤーの場合

歯の表側か裏側に矯正の器具(装置)を装着します。
表側に装置をつける矯正治療は、殆どの患者様で対応できますが、裏側に装置をつける矯正治療が向いていない方もいます。

さらにワイヤーを使うときに矯正治療専用のインプラントを使用すると、それを固定源として通常より強い力を加えて矯正することができます。

結果的に、通常より強い力で複数の歯をまとめて矯正できるため、治療期間が短縮されたり一般治療では限界のあるような歯の移動を可能にし、治療の精度をあげることができます。

2 マウスピースの場合

マウスピース(アライナー)矯正は、基本的には全体にワイヤーを着けることないので、目立ちにくく、これまでの社会生活を維持しながら、歯並び、噛み合わせの問題を解決できる素晴らしい治療方法だと思います。

現在、インビザライン、クリアコレクト、Aso Linerの3種類を使って診療をしています。
どのタイプを使うかなどは、患者様の希望と噛み合わせの状態によって、選択しています。
いずれも1日あたりの装着時間は22時間が推奨されています。

典型的なマウスピース製作の行程(クリアコレクトの場合)

  • 1マウスピースの製作会社に患者様検査資料(口腔内のスキャンデータなど)を送ります。
  • 2治療のゴールと歯の動きををマウスピース会社が設定します。
    1枚あたりの歯の動きは設定されているので、マウスピースの枚数はそこから算出されます。
    その情報が私たちの手元に届きます。
  • 3②の内容で修正がなければ、そのまま「承認ボタン」をクリックし、マウスピースの製作段階に移って、3週間前後で空輸便で届きます。

もちろん、この単純な3工程だけでは患者様に提供できるマウスピースは作れません。
メーカーが作成したプランの可否の判断ができることが、実際のマウスピース矯正にとって非常に重要です。

実際には、ソフトを使って、PC上で歯の動きの修正をリアルの歯形模型を確認しながら、PC上で行います。
そして、何度もマウスピースの会社と連絡をとり、最終的に自分が納得するまで治療計画(治療の設計図)を練り直し、時間をかけて完成させます。ここまで1~2週間かかります。

マウスピース矯正

マウスピースはそもそも、歯をぎゅっと押す力によって歯を動かすというメカニズムですので、歯を傾斜させたり、回転させるような移動は得意ですが、実はそれ以外の移動は苦手になります。

そこで、この苦手な動きを補うために、以下のような補助的な手法を併用することで、良好な結果を目指します。
・歯の表面につける突起
・ボタンとゴム
・部分的なワイヤー
・アンカースクリュー(ミニインプラント)
などが挙げられます。

それを患者様が効果的に使えるように私たちは寄り添い・関わります。
マウスピースをお渡しするだけでは、計画通りに歯は動きません。

マウスピースが一つづつステップを進むごとに、細かくチェックすると少しずつリアルとバーチャルの世界での差が生じてきます。その差が大きくなったときは、原因を考えた上で、マウスピースの再製作を行います。
このようにマウスピースは必ずと言っていいくらい合わないときが来ます。

修正を行うかどうかの判断基準も歯科医師によって違うかもしれませんが、私たちは定期的なチェックとアライナーの再製作は必須と考えていて、
順調な原因は何か?ずれてきている原因は何か?を常に考えています。

特に難易度が高い動きを期待する時はこのチェックが大切です。
当クリニックでは、来院頻度は1ヶ月~1ヶ月半ぐらいが目安です。
必要があれば、口腔内のスキャンをしてマウスピースの再製作を行います。

そもそも、矯正を希望される方の口腔内の状況は一人ひとり違っていますので、上記のように
①マウスピース主体での治療
②ワイヤー主体での治療
③前半ワイヤー、後半マウスピースなど
の中で、診査・診断をもとに最良な選択を提供しています。

噛み合わせが良くなることによってもたらされる良好な口腔内環境はもちろん、前歯が「綺麗」になることで心理的にも豊かになると思います。
ですが、矯正治療は噛み合わせという「機能」を改善する治療方法の一部です。

前述のように、マウスピース矯正が適応になる方と、そうでない方はいらっしゃいますが、機能と審美の両方を手にいれるために、マウスピース矯正を活用して頂けると嬉しいです。

クリアコレクト

より効果的に歯を動かすために

コルチコトミーを応用し、
成人矯正治療の課題へ対応

治療の目的などについては、これまでに説明させて頂きましたので、ここでは、私たちならではの「歯の動かし方」についてもご説明します。

マウスピース矯正は、実は、マウスピースだけでは歯の動きが予定通りに進まないことがあります。
その理由は、歯を動かすには、動かさない部分のを確保(固定源・アンカー)して、その反動(反作用)を利用する必要があるからです。

例えば、前歯を引っ込めたい時に、何の工夫をなくマウスピースを入れると奥歯の反作用で、逆に前歯が出てしまうこともあり得るのです。

そのようなことがあるので、私たちは固定源をしっかりと確保することが大切なのです。
ワイヤー矯正の場合も同様です。

有効な方法は、
・デンタルインプラント (歯の欠損がある方は、こちらとの併用が効果的です)
・アンカースクリュー(矯正用のインプラントで治療後に除去します)
となります。
こちらに関しては、15年以上の経験があり、日常的に行っています。

上記の方法を選択できないときは、奥歯などへのボタン設置を行います。
こちらに関しては、歯の動きによっては使えないステージもあります。

上記は、固定源を取るための方法でして、歯の動きを早く・大きく動かす方法もあります。

それは、歯を周囲の歯槽骨・顎骨に切れ込みを入れることで、結果的矯正治療の期間短縮につながるコルチコトミーという手法です。
寿谷一先生が開発したこの方法を様々に応用することで、成人矯正治療の課題へ対応することができます。
こちらに関しても、15年前から講師をしていて、ハーバード大学のコースに参加した際にプレゼンテーションをした経験もあります。

このような方法を患者様とご相談しながら、必要に応じて、

  • 1固定源の確保の仕方
  • 2歯を早く・大きく動かす方法

を幅広くご提案させて頂いています。

寿谷法コルチコトミーの講演 寿谷法コルチコトミーの講演

混合歯列期(小児)の矯正治療

子供を健康に導くことを目的に、
「成長発育を正しい方向へ」サポート

小学生は、乳歯から永久歯に生え変わる大切な時期です。
また、歯を支えているのは、顎の骨ですので、この顎の骨の「成長発育を正しい方向へ」サポートし、子供を健康に導くことを目的にしています。

当クリニックでは、マウスピース型の矯正装置を主に利用して、以下の3つを行うことを第1期(混合歯列期)の矯正治療と考えています。

  • 1歯並びや噛み合わせへの誘導
  • 2正しい舌の使い方を身につけ、口呼吸→鼻呼吸などの機能的な治療
  • 3口腔周囲の筋の正しい使い方を身につける(MFT)

実際には、この第1期での矯正治療で終了する子と、第2期での矯正治療(大人の矯正治療)へ継続する子に分かれます。
第2期の矯正治療を継続的に行う時でも、第1期の矯正治療によって、

・舌・呼吸・口腔周囲筋の正しい習慣
・顎骨の成長誘導(下顎はあと数年は成長します)
・歯列の改善

が、得られていますので、第1期治療なしに、大人になってから矯正治療を始めるより、矯正治療による負荷(抜歯など)は少なくなり、良好な結果を得られやすくなります。

症例

噛み合わせ・審美性の改善のために一口腔単位で治療を行った症例①

上顎前歯(側切歯)のクロスバイトの改善と、前歯(中切歯)2本のセラミッククラウン、ホワイトニング、奥歯のインプラントとセラミッククラウンを行った症例

症例

具体的には、インプラント治療・矯正をし、保険治療の銀の詰め物などを白いオールセラミックに変えています。今回は治療の最終ゴールを、左上の奥歯の欠損をサイナスリフトを併用してインプラント治療で改善した上で、

①バランスのとれた咬合平面の付与(横から見た上下的な歯の並び)
②適正な咬合高径の確立(噛み合わせの高さ)
③アンテリアガイダンスの付与(上顎前歯の舌側面が下顎の動きを誘導する作用)

としました。

治療の順序は

①サイナスリフトを含めた左上のインプラント治療を開始しますが、治癒期間中に、同時進行で、必要な歯の箇所を仮歯にします。インプラントに際しては、上顎洞に慢性的な炎症が見られたので、その治療も同時進行で行っています。
②インプラント部も仮歯で咬合ができるようになったら矯正治療を開始します。(この矯正治療は、成長期が終わった患者様に行う成人矯正なので、主に歯軸整直が目的になります。)
③矯正治療が終了後、仮歯の調整・咬合調整によって、緊密な咬合の付与を行います。
④仮歯の調整によって、最終的な噛み合わせが確認できた段階で、セラミッククラウンの作製に移ります。
⑤完成したセラミッククラウンを仮止めし、咬合などの経過を確認した上で、仮止めから接着の段階に進みます。
⑥治療後は、定期的なメンテナンスに来院いただき、予防歯科的に、噛み合わせ・歯肉などのチェック・調整を行います。

噛み合わせ・審美性の改善のために一口腔単位で治療を行った症例②

上下顎前歯部のオープンバイトの改善と、左右犬歯のセラミッククラウン、ホワイトニング、奥歯のインプラントとセラミッククラウンを行った症例

症例

具体的には、インプラント治療・歯列矯正を行い、咬合調整後に最小限必要な箇所を白いオールセラミックに変えています。
治療開始時に55歳という年齢にも関わらず、勇気をもって矯正治療も選択して頂いたことによって治療のゴールが理想的な噛み合わせの状態になることができました。
この方の初診時は、”開咬”といって奥歯で噛んだ状態でも前歯同時が噛み込まず、隙間が空いてしまう噛み合わせで、治療の難易度も高いものでした。
もし、矯正治療を行えなかったら、前歯と奥歯の調和した噛み合わせ治療の実現は難しく、前歯は噛めないという状態のままだったと思います。
また、このように全顎的な治療のときは、顎関節の状態を常にチェックすることも大切です。
今回は治療の最終ゴールを、左上の奥歯の欠損をサイナスリフトを併用してインプラント治療で改善し、さらに予後が悪い右下の奥歯に対するインプラント治療を行ったうえで、

①バランスのとれた咬合平面の付与(横から見た上下的な歯の並び)
②適正な咬合高径の確立(噛み合わせの高さ)
③アンテリアガイダンスの付与(上顎前歯の舌側面が下顎の動きを誘導する作用)

としました。

治療の順序は

①サイナスリフトを含めた左上のインプラント治療を開始しますが、治癒期間中に、同時進行で、必要な歯の箇所を仮歯にします。インプラントに際しては、上顎洞に慢性的な炎症が見られたので、その治療も同時進行で行っています。
②インプラント部も仮歯で咬合ができるようになったら矯正治療を開始します。
一番の目的は、上下の前歯が噛めるという状態を作ることです。
(この矯正治療は、成長期が終わった患者様に行う成人矯正なので、主に歯軸整直が目的になります。)
③矯正治療中に、右下の奥歯に対してインプラント治療を行なっています。
④矯正治療が終了後、仮歯の調整・咬合調整によって、緊密な咬合の付与を行います。
⑤仮歯の調整によって、最終的な噛み合わせが確認できた段階で、セラミッククラウンの作製に移ります。
⑥完成したセラミッククラウンを仮止めし、咬合などの経過を確認した上で、仮止めから接着の段階に進みます。
⑦治療後は、定期的なメンテナンスに来院いただき、予防歯科的に、顎関節・噛み合わせ・歯肉などのチェック・調整を行います。

交通事故で前歯2本を失った方の症例

インプラント2本並んだ時の大きいブラックトライアングルを防ぐためと、下顎前歯の叢生を改善し、審美性と噛み合わせの改善も行った症例

症例

事故の場合、歯を失うだけでなく、衝突した際の衝撃により歯を支える歯槽骨も失ってしまうことも多いです。
(歯科医院での抜歯の際には、歯槽骨を残すように抜歯しています。)
このような時は、機能と審美の回復のために歯だけではなく、歯の周りの歯槽骨・歯肉を取り戻すことが治療のゴールになります。
また、インプラントの性質として、2本隣同士で並ぶと、インプラント間の歯肉はあまり盛り上がってこないので、ブラックトライアングルができやすく、審美的な問題が起こることがあります。
組織学的にも、臨床的にも、天然歯の周りは、インプラントより多くの歯肉が存在することが確認されていますので、このような場合には、【天然歯ーインプラントーインプラントー天然歯】という配置でなく、【天然歯ーインプラントー天然歯ーインプラント】という配置にするとブラックトライアングルにならずに、歯肉部分も審美的な治療結果を得られます。
歯を移動するには矯正治療が必要になりますが、この方は、右上の天然歯は、事故の影響で歯槽骨から少し外側で癒着している可能性があるので、その歯については、動かさないようにして、左上の歯を1歯分矯正治療で移動しています。

上記の矯正治療を選択して頂くことがなかったら、このような結果は得られなかったと思います。
矯正治療の前後に、インプラントの治療を行います。
インプラント治療は、単純に2本を同時期に行うのでなく、矯正治療用のインプラント、骨造成などを併用、矯正治療のサポートになる時期など様々なことを考慮して行います。
そして、仮歯で歯肉の形態を整えた後に、4本分のセラミッククラウンによる治療を行なっています。
前歯のセラミッククラウン間は、歯肉によって満たされて、審美的な結果が得られています。

噛み合わせの改善の症例

歯並びと噛み合わせ改善と治療期間短縮のために、コルチコトミーとアンカーインプラント併用矯正の症例

症例

全顎的にはコルチコトミー(皮質骨への画家的な切開)併用のスピード矯正右下奥歯には、インプラント治療を行なっています。
現在治療後18年経過して定期的なメンテナンスを行っています。

全顎的な噛み合わせの改善を行う時は、
・顎関節の状態
・現在の噛み合わせのずれ
・顎運動の状態
などを確認の上に、治療計画を立てます。

その際に、矯正治療を含むか、否かという点が治療のゴール設定に大きく関与します。
最終的な噛み合わせの状態はもちろん、治療期間、インプラントの植立位置なども違ってきます。
成長期が終わっている成人に対する矯正治療は、骨の成長を利用できないので、精密な噛み合わせに導くということが難しい点があります。

そこで、成人矯正治療では、歯軸の整直という方向で治療のゴール設定を行い、最終的な精密な噛み合わせは、咬合調整・セラミックインレー・セラミッククラウンを併用して整えることが必要になります。
欠損歯があれば、インプラントを併用することもあります。

また、全ての方が適応ではありませんが、コルチコトミー併用が効果的と判断できる場合は、一時的に骨の活性が向上する事によって成長期が終わってしまった成人に対して、矯正治療のデメリットを一部補うことができます。

上記のような事を全て検討し、さらに患者様のご協力の上、治療を行なわせて頂きました。

結婚式前に矯正治療を行なった方の症例

上顎前突の改善と治療期間短縮のために、コルチコトミー併用矯正を行った症例

症例

症例

結婚式前に矯正治療を行なった当時27歳の女性です。

結婚式までに前歯をきれいにしたいという希望を叶えるため、
上顎前突の改善と治療期間短縮を目的に、上顎左右第1小臼歯を抜歯し、コルチコトミー併用矯正を行いました。
結果的には、矯正治療で歯を動かしている動的期間8ヶ月でした。

矯正治療は治療期間が長く、とくに成人してからの矯正治療は1年半~2年以上と長期間になるのが一般的ですが、
外科的手法(コルチコトミー併用矯正・アンカーインプラント併用矯正)を用いることによって、歯の移動を効率よく、または早く行えることで、治療期間を短くすることができることがあります。

寿谷一先生が開発したコルチコトミーとは、歯を周囲の歯槽骨・顎骨に切れ込みを入れることで、結果的に矯正治療の期間短縮につながるという治療方法です。

治療期間が限られている方、歯の移動を大きくしたい時などに有効な治療方法です。

矯正治療の費用

小児矯正治療(第1期:6歳〜12歳ぐらい)
矯正検査
スキャン・模型作製・写真撮影・レントゲン撮影
¥44,000
(矯正プラン・コンサルは再診料のみ)
プレオルソ 初年度:¥110,000
2年目から(1年毎):¥55,000
紛失・破損:¥11,000
チェック・調整料 ¥2,200
2×4:ワイヤーでの矯正 ¥55,000
片顎につき
拡大装置 ¥77,000
片顎につき
ギャラクシー:マウスピースでの矯正 ¥330,000
上下顎
リテーナー 片顎:¥33,000
上下顎:¥55,000
再製作の時:¥16,500
矯正患者様用の毎月のクリーニング ¥6,600

※第2期に継続の場合、割引制度あり。

矯正治療
矯正検査
スキャン・模型作製・写真撮影・レントゲン撮影
¥44,000
矯正 上下:唇側 に装置 ¥990,000
片顎:¥495,000
矯正 上:内側 下:唇側 に装置 ¥1,210,000
矯正 上下:内側 に装置 ¥1,430,000
片顎:¥715,000
調整料チェック料:毎月 ¥6,600
リテーナー 片顎:¥33,000
上下顎:¥55,000
再製作の時:¥16,500
マウスピース矯正① インビザライン ¥1,100,000
ワイヤーとのコンビ:¥1,210,000
調整料:¥33,000/半年
マウスピース矯正② クリアコレクト 全顎
全顎5年間保証:追加での再作製の回数制限無し
¥825,000
調整料:¥3,000/毎回
マウスピース矯正③ クリアコレクト 前歯
前歯部のみ:追加での再作製の場合追加の費用必要
¥495,000
矯正患者様用の毎月のクリーニング ¥6,600
矯正用のインプラント(TAD) ¥33,000
1本
コルチコトミー ¥440,000
1ブロック

※税込価格にて表示しております。

矯正相談